2009/02/06

オーストラリアではポータルサイトがアクセス解析データを皆で見せ合う

2009/2/5のNielsenのブログから。

最近の話ではないが、オーストラリアや南アフリカなど一部の国では、ビーコン型という同じ計測手法によって集められたアクセス解析データの主要指標を、皆で共有するというサービスが行われている。マーケット・インテリジェンスと呼ばれるものだ。

2008/12のデータが出ていたのだが、トップのninemsnの数字が「Not tracked」と表示されており、ネット視聴率で計測できてない?と思ったのだが、これはサンプル調査ベースのネット視聴率ではないんでした。

「ネット視聴率白書2008-2009」でも書いたが、あまり知られていないサービスだろう。小さい国だとサンプル調査でも大したデータにならないが、データのニーズはあるので、苦肉の策?で生まれた面白いサービスとも言える。このサービスの欠点は、大手ポータルが不参加だとデータの価値が下がってしまうという点だ。2007/12にninemsnが参加していないので、データ比較ができないが、皆が参加することで、こういった大手も参加せざるを得ないようになっていったのだろう。

日本ではいろいろな勢力が足を引っ張り合いそうなので、この手の全員参加型に持っていくのは相当難しいだろうけど、特定業界だけだと意外に可能性はあるかも。


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