2009/01/18

人は数値による規則を欲しがるが、唯一の数字による答えを提供することは出来ない

また久しぶりだが、ユーザビリティの大御所がよいことを言っているので。
http://www.usability.gr.jp/alertbox/20081215_interaction-elasticity.html

いろんなアクセス解析の指標に対する、平均値とか、ベンチマークについても当てはまる話だ。以下からが引用。

人々はいつも数値による規則を欲しがる:

ホームページから製品のページまで何回のクリックにするべきか?
ナビゲーションメニューには、いくつのリンクをおくべきか?
ページをダウンロードするのに何秒間であればユーザがそこを去らずに待つことが出来るか?

悲しいかな、そのような質問に対し、唯一の数字による答えを提供することは出来ない。

ちょっと省略して、

要するに、あなたが何を数えているのかを理解せずに、単純に数えることは出来ないということだ — あなたの顧客に対して、何が使いやすく、また何が使いにくくするのかを評価出来るようにユーザビリティの原則を理解しなければならない。

それでも、たいていの場合はより短いパスが勝ると言える: 4回の簡単なクリックの方が、5回の簡単なクリックよりも使うのに便利だ。なぜなら、余計な一回のクリックだけユーザの作業が多くなる。同様に、カテゴリのラベルは明確で意味があるものという前提でいうならば、より短いメニューの方が、より素早く目を通すことが出来る。

ユーザビリティに関するほとんどの質問は、二分して答えられるものではない。あるやり方では100%の成功が得られ、他方のやり方では必ず失敗するというような単純なカットオフは存在しない。むしろ、あるデザインは別のデザインよりも優れており、より多くのビジネスを促進するということだ。

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