日本でも昔(今もある?)動画のトラフィックが多いのに、動画サービス提供者が相応のコスト負担をしていないといった議論があったように記憶しているが、それと同じような話だろう。数値の使い方や話の持っていき方は、様々な議論があるだろうが、ここでは純粋に各種数字の推定や予測を楽しむ。
動画系のトラフィックはやはり大きいシェアを占めているようだ。違法なP2Pも多いと推定している。これはCisco Visual NetworkingIndex – Forecast and Methodology, 2007 - 2012.をソースとしているようだ。
グーグルのシェアは、2008/8時点で67.0%と推定、2010年末には78.9%と予想している。これはcomScoreとHitwiseの平均を使って、そのままリニアに伸ばしたと正直に書いてあるが、単純すぎるのでは。いつか100%超えてしまうよ。PCの動画マーケットはcomScoreの数字がベースのようだが、まさに2010年末には90%に近づく勢いで、ありえん。ここまでやるなら2012年に120%とかジョークも入れて欲しい。
次に各サービスレベル別と全体でグーグルのシェアを算出している。2010年には合法なトラフィックの49%を占めると予想している。最後は財務諸表からのコスト推定をし、タイトルにもあるように2008年はトラフィックの16.5%を占め、コスト負担は0.8%だと指摘している。
全体的な感想としては、2010年まで予測して、さらに乗っ取られるように見せているのは、データソースからしてもやり過ぎで、却ってマイナス効果だろう。現在だけの推定値でも十分にコスト負担は少なそうという論旨は伝えられるはず(それが正当な議論かどうかは別として)。
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