2008/10/02

低価格ポータブルPCの1年以内購入意向者は7%

10/1のIDC Japanのリリースから。

2008年6月に実施した国内家庭市場における低価格ポータブルPCの購入意欲に関する調査結果によると、低価格ポータブル PCを半年~1年以内に購入したいと回答した比率は全体の7%。一方、「希望の価格や仕様の製品が出れば購入したい」と回答した比率は47.8%。低価格ポータブルPCの価格や性能がユーザーの望む使い方に合致すると、それぞれをあわせた54.8%の回答者が購入する可能性が高いとみることができる。

低価格ポータブルPCは、本年1月にアスーステックがEee-PCを国内に製品投入し、7月以降HPやAcerなどの外資系PCベンダーが出荷している。これらの製品は、ポータブルPCでありながら6万円以下で購入できることから、市場での認知が高まっている。

購入を検討する回答者の75%は低価格ポータブルPCを家庭での自分や家族用途の2台目のPCとして位置付けており、家庭市場拡大の可能性が十分あるとIDCではみている。ユーザーが低価格ポータブルPCを購入する場合の比較検討する対象としては、「同じカテゴリーの他社製品」が最も多く、次いで「ポータブルPC」という結果になった。一方、「携帯電話」や「スマートフォン」との比較検討は非常に少なくなっている。

これらの調査結果から、ユーザーは低価格ポータブルPCに興味はあるものの、性能や仕様の面で未だ様子をうかがっている状況にあるとIDCでは考えている。


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