ネットレイティングスのメルマガNielsen Online REPORTER 2008年10月1日号による。 http://www.netratings.co.jp/hot_off/archives/NNR10012008.htm http://www.netratings.co.jp/hot_off/reporter_archive.html
サントリー健康食品は、サントリーがはじめた健康食品通販、ゴマに含まれる健康成分を取り入れた「セサミンE 」などが有名である。やずやは、前述した「千年ケフィア」のほか、「香醋」「にんにく卵黄」などの商品がある。山田養蜂場は、ミツバチの巣からとれる「ローヤルゼリー」や「プロポリス」を用いた健康食品、化粧品を展開し、スッキリライフ通販は、ハーブ健康本舗が運営、ハーブを使った商品が中心。ハウスの通販は、飲料の「ウコンの力」でもおなじみの「ウコン」や「コラーゲン」を使用した商品を展開している。
利用者数では、サントリー健康食品、やずやが約100万人を集め、次いで、山田養蜂場の82万人となった。各社ともバナー広告、懸賞・ポイント系サイトを積極的に活用し、お試しキャンペーンへの誘導へ力を入れていた。
一人当たりの利用時間をみると、やずやが2分18秒と5社の中では最も長い。下記、利用時間の分布で詳細を比較すると、やずやの1分未満の利用者が58%と他社と比べ少ない。また、同サイトの人気ページでは申込ページも上位となっている。一般的に、懸賞・ポイント系サイトを利用すると、景品・ポイント獲得目的のユーザーが増加するため、1 分未満の構成比が上がる傾向にあるが、やずやでは、利用者を上手く申込まで誘導できているようだ。
次に、各社のユーザープロフィールをみてみよう。
性別では、サントリー健康食品、ハウスの通販は男性の割合が多く、やずや、山田養蜂場は女性が多い。スッキリライフ通販では、扱う商品の特性上、女性が63%と多くなっている。
年代別に見ると各社とも40代が中心となり、特に山田養蜂場では40代が50%弱と最大のボリュームゾーンとなっている。また、やずや、山田養蜂場では30代前半の利用者も一割ほどみられる。
以上、健康食品サイトの動向をみてきた。特にやずやに関しては、周知のとおり、テレビCMも積極的に展開し、最近ではモバイル広告も活用し始めているようであるが、懸賞・ポイント系サイトも有効な媒体の1つとして機能しているようだ。
健康食品は、購買までのプロセスで試用というステップが重要になる分、懸賞・ポイント系サイトとの親和性が高いカテゴリと言えるのではないだろうか。
Nielsen Online Reporterより転載。転載許諾No.07012007-001
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