2008/09/28

WAAがアクセス解析用語定義の新版(案)を公開

WAA(Web Analytics Association)が9/22に発表したドキュメントから。
http://waablog.webanalyticsassociation.com/2008/09/new-standards-d.html
http://www.webanalyticsassociation.org/attachments/committees/5/WAA_Web_Analytics_Definitions_20080922_For_Public_Comment.pdf (32ページ)

二回に分けて翻訳(全文ではないが)する。前回のはまともに翻訳しなかったので、改めてよく読んでみた。今度のは、それほど大きな変更がある訳ではないが、事例やベンダーに確認すべきことなど、解説が多くなり具体的にイメージし易くなっている部分が多い。


アクセス解析の基本用語(Building Block Terms)

ページ(Page): アナリストが定義可能なコンテンツの単位。殆どのツールで、ユーザーがどんな種類のファイルや要求(Flash、Ajax、media files、downloads、document、PDF)を「ページ」と定義するかを決めることができる

ページビュー数(Page View): 「ページ」が見られた回数。サーバーログなら通常status code 200をカウントする。大容量のPDFファイルのダウンロードなどで発生するstatus code 206 (Partial Download)は一部の配信で記録されるためページビューとしてカウントするには相応しくない

訪問数(セッション数)(Visits (Sessions)): セッション(ビジットとも言う)とは、ユーザーの連続したウェブ視聴行動。一定以上の時間が経過するとセッションは終了したものとする。30分以上の間隔があくと、別にカウントすることが多い。30分は世界標準の決め事だが、ツールによって可変。確認事項:同サイト内でセッションが一旦切れた行動の場合、後のセッションの参照元は何か?、外部→サイト内→外部→サイト内の行動の場合、何セッションで、セッションの参照元は何?

ユニーク訪問者数(Unique Visitors): レポート期間に於いて、サイトに1回以上訪問したユニークと推定できる人の数。該当期間に何回訪問しても1と数える。認証が最も正確だが、多くのサイトではユーザー・ログインをしないため、永続クッキーによるカウントが次善の策

イベント(Event): 「広告閲覧」「処理開始」など特定の時間に記録される行動のこと


訪問特性用語(Visit Characterization Terms)

入口ページ(Entry Page): セッション最初のページ。当然合計セッション数と同数の合計入口ページ数がある。例:同セッション内で外部→サイト内A→外部→サイト内Bの行動をした場合、Aだけが入口ページとなる

ランディング・ページ(Landing Page): 定義されたマーケティング施策によってユーザー経験が始まったと特定された閲覧ページ。具体的には広告などで流入したページ。例:同セッション内で検索サイト→サイト内A→検索サイト→サイト内Bの行動をした場合、AとBがランディング・ページとなる

出口ページ(Exit Page):セッション最後のページ。タブあるいは複数ウインドウでブラウザを開いていた場合は、最後に記録されたページとなる

セッション滞在時間(Visit Duration): セッションの長さ。セッションの最後の行動時間から最初の行動時間の差分で計算するのが普通。1ページのみ閲覧したセッションは、時間計測できない。確認事項:1ページセッションの滞在時間はゼロ秒でカウントするのか、滞在時間のカウントから外すのか?

参照元(Referrer):ページあるいはセッションに対するトラフィックの原因。ページ参照元、セッション参照元、訪問者の参照元という階層構造もある。次のような分類もある。「内部参照元」「外部参照元」「検索から」「参照元なし」。「参照元なし」は、URLを直接打ち込んだ場合、ブックマークから、メールなどのアプリケーションから、広告サーバのリダイレクトなどがある。

ページの参照元(Page Referrer): ページに対する参照元

セッションの参照元(Session Referrer): セッション最初のページの参照元。多くのツールで標準的なレポートとして提供されるが、「参照元」「参照元サイト」「参照元ドメイン」「参照元URL」などと記載されることが多い

訪問者の参照元(Visitor Referrer (Original Referrer、Initial Referrer)):訪問者のサイトへの最初のセッションの最初のページの参照元。レポート期間における最初のセッションということではなく、データ取得開始からの最初のセッションのこと

クリック数(Click-through): 訪問者によってリンクがクリックされた回数。典型的には内部あるいは外部の広告活動に関連する。クリック・スルーは広告配信サーバなどの配信側とサイト側の計測で多少の食い違いがでる

クリック率(Click-through Rate/Ratio): 特定のリンクがクリックされた数をリンクが表示された回数で割った数。当然分子分母の双方の数字が、指定されたレポート期間で計測されていなければならない

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