2008/09/12

データに基づいて意思決定する文化を作る-2.レポートは分析ではない、分析を促進すること

Avinash KaushikのWeb Analytics AN HOUR A DAYから。

特に彼の比喩、皮肉が特に爆裂している部分だね。故事成語も多く英語はごく一部難解だが。


ウェブ解析の挑戦の99%が以下のように要約できる。
データ:ペタバイト
レポート:テラバイト
エクセル:ギガバイト
パワーポイント:メガバイト
洞察:バイト
データに基づく事業における意思決定:priceless

この方程式の要点、特に最初の3つは、レポートを作るために非常に多くの時間が費やされること。ツールは300ものレポートを提供してくれるが、あなたが真の分析をするための十分なものではない。

さらに悪いことに、分析は非常に難しいことだ。データは山ほどあるが、洞察は殆どないからだ。レポート作成とは通常あなたの好きなツールを使って、膨大なレポートを作成することを意味するが、あなたやデータ利用者に対して、行動を起こさせることはまれにしかない。

複合的な要素は、こちらは少しましなことだが、レポート作成と分析は時間がかかり、包括的であること。このどちらも多くの時間や資源、活力を要求される。あなたがしなければならない重要な意思決定は、貧弱なリソースをどこに集中するかということだ。もし何時間かの作業のあと、作った表やグラフあるいはレポートが何か業務担当者が取るべき行動を促すようなものでなければ、それはレポート作成しただけで分析したことにはならない。あなたは何に時間を使いたいか、明確な選択をしなければならなくなるだろう。

私のお勧めは、レポート作成でなく分析に焦点をあてることを選ぶこと。しかし多くの組織では構造的にも企業文化的にも分析でなくレポートを欲しがるため、これを実行するのは大変なことだ。成功かどうかの測定は、ウェブ解析ツールにログインしたユーザー数と発行されたカスタマイズしたレポート数だ。活発な利用者の足跡を追跡して自動的にレポートされるようにしておくことで、ゆっくりでもレポートの世界から分析の世界へ移行していくことができる。

ここでレポートと分析の定義を少し詳しく書いておこう。

レポート:1000行から3つの間違いを見つける技術
分析:1000の中の3つの間違いは問題としないことを知っている技術

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