8/20のオムニチュアのリリースから。
http://www.omniture.com/press/549
大手のいくつかはコンサルティングサービスに力を入れてきてるね。「Omniture Fusionはウェブ解析導入時の基本初期サービスで、業種やサイトタイプに即したビジネス課題の把握や評価指標の設定、技術支援などがあらかじめパッケージ化されています。Fusionの対応業種はEC(ショッピングサイト)、メディア、ハイテク、旅行、金融、自動車の6業種です。」ということらしい。
しかしアクセス解析を利用している企業の事情はそれぞれがユニークで、パッケージされたものでは、対応できないというのが個人的な意見。しかもその6業種のインダストリーに特化した事情のわかるITSSのコンサルタントなんて日本のアクセス解析業界に皆無だと思うけどどうなんだろう。少なくともまだ、パッケージ売り切りの方が利益率は高いので、開発メーカーあるいは販売代理店としてもコンサルで金は取れないし、人も割けないのが実情だろう。特に日本では目に見えないノウハウに金はなかなか払えないという風習がある。
ユーザの代わりにKPIの設定から何からやってあげて、数日で成果を出しますなんてのはそもそも甘い。まずはユーザの教育からはじめてじっくりやらないと定着はしない。とはいうものの、そういったパッケージがとにかくあるということが大事であるのもこれまた事実で、ニーズは次第に顕在化してくるはずなので、正しい戦略だろう。そもそもそういうことをしてでも、どう利用するのかというノウハウが必要であることをユーザに自覚させるということが必要なのである。
サイトカタリストの販売代理店では制作系とかSEO系とか広告系とかIS系とか何らかの特色を持っているところはあるけど、「オムニチュアからFusion提供の認定を受けたパートナー企業より提供します」ということのようだ。どこが提供するパートナーになるのか興味深い。
1 件のコメント:
はじめて書き込みます。
実際に日本でコンサルを提供できるパートナーは皆無です。誰もできません。カタリストの代理店に対して実際、トレーニングを一生懸命しているんでしょうがKPIの設定は、たかがアクセス解析してましたという毛の生えた技術者ができる内容ではなく、ビジネス戦略コンサルを実施しているような企業が提供しないと、マニュアル通りの内容で終わる可能性がありますね。また6業種にパッケージ化されてるとありますが、その枠に全てが当てはまるわけはなく顧客の現場側では評価指標の優先順位付けが様々あるので型には絶対にはまるわけがないです。
誰が実際にコンサルをやるのか、傍から見ていて楽しみです。
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