宣伝会議4月1日号の特集は宣伝部員のための「数字力」だった。
宣伝会議でもいよいよ「数字」に来たかという感がある。インターネット視聴率やアクセス解析という領域をやっていて感じるのは、数字感覚のある人とない人の歴然たる格差のようなものだ。そんなこともあり、昨年「データ・リテラシー」をテーマにした本を企画したのだが玉砕。。。
やはり「データ・リテラシー」では言葉が難しいし、数字の見方の話をやさしくまとめるのは非常に難しい。宣伝会議で紹介されていた本とは違うが、関連する本としては、次のようなものを最近読んだ。
ビジネスマンのための「数字力」養成講座、これは会計畑のコンサルタントが書いた本で、このような本を書いてみたかった。当然同じような問題意識なので、特に新しい発見が個人的にあった訳ではないが、構成は多少参考になった。新書スタイルで1,050円は個人的には高いが、役に立つ人はいくらでもいるだろう。
地頭力を鍛える、これは前にも紹介したが、理系出身のコンサルタントでフェルミ推定という問題解決ツールを中心に、数値的問題解決の思考プロセス手法を解説したもの。コピペ人間ではだめで、ロジカルシンキングできる人間になれという。
最後は、その数学が戦略を決める、これはそれ程悪いとは思わないが、新書で統計のウソみたいな本を2-3冊読んだことのある人には、目新しいものはないような気がする。事例は豊富で、数字や計算式は殆んどないですが。
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