2008/03/26

日本でも中国系の動画共有サイトが人気上昇中

ネットレイティングスは3月26日、中国系の検索サイト「百度」、動画共有サイト「優酷網」のデータを発表した。

「百度(Baidu)」全体の2月の利用者は71.3万人で、前月の96.1万人より少なくなっているが、1月は日本語版のスタートを報じたニュースによる訪問が一時的に増加したためで、訪問回数の多い本来の検索ユーザーは着実に増加している。

また中国の動画共有サイト「優酷網(Youku)」も昨年末から急速に利用者を増やし、2月の利用者は65.3万人となった。伸び率の勢いはYouTube やニコニコ動画の知名度が上がり人気化したころの状況に似た傾向となっていると分析している。

「百度(Baidu)」は、既存の検索サイトに比べると、画像と動画の利用比率が高いのが特徴で、画像検索が29.2万人(全訪問者にしめる比率41%)、動画検索も15万人(同21%)が利用している。また、日本語版では提供されていないMP3検索も中国語版(baidu.com)から1割弱が利用している。

利用者特性をみると、「百度(Baidu)」は利用者の77%が男性であることに加え、男性のひとりあたり平均利用ページビュー数が女性より圧倒的に多いため、総ページビューベースでは実に97%が男性による利用で占められている。リリースには書いていないが、同社社長の萩原氏の主宰するメーリングリストでは、「アダルト・フィルタリング「なし」がデォフルトになっていることと無関係ではないだろう」と分析していた。

一方「優酷網(Youku)」には、日本のアニメやドラマが数多くアップロードされており、29歳以下の若年層が全体の6割近くを占めるひとつの原因となっている。






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