2008/02/27

第17回WABフォーラム報告

2月26日午後に開催された、日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会の第17回WABフォーラムから。

1.グーグルの村上社長
初めて講演を聴いた。ヤフーが本(情報)の目次を作ってきたのに対して、グーグルは本(情報)の索引を作ってきたという比喩には納得した。続いてマイクロソフトのオフィス製品対抗の部分(とは明確には言わなかったが)であるグーグルアップスでは、アプリの内部の情報も索引の延長上といった話に聞こえた。そういう意味で言うと、基本的に何でも情報なので、全てに拡張可能な話になってしまうので、どうかなあと。

2.ヤフーの近藤氏
トップページ変更の影響については、バナーのCTR(新トップページ3つのサイズの今年に入っての平均と、前年通期の平均を比較して)は1.5倍になったとのこと。旧トップページにあったリンク先のページ群のページビュー数の変化は、全体でみるとほぼ横這いで大きな変動は無かったらしい。

3.アサツー ディ・ケイの横山氏
電通の日本の広告費でインターネット広告費の広告制作費が1,412億円ということに関連して、テレビの方の広告制作費が約2,000億円程度だという話だった。なるほどテレビは媒体費のウェイトが非常に高いということなのだということが改めて理解できた。

4.花王の本間氏
CMをネットでも見ることが出来るようにしたら、物凄く見られるようになった。予想以上にネットでCMが見られ、驚いている。ユーザの方が企業より実は進んでいると感じているとのこと。

効果測定に関しては、各氏が色々と意見していたが、
・何をしたくて、どういう反応があるとうれしいかをきちんと定義することが重要
・計測できる指標がでるように、キャンペーン自体をプラニングすることが重要
・昔メディア・データは代理店だけが持っていた。今は広告主も持っており、一緒に協力するしかない

0 件のコメント: