2013年1月1日にGAIQを再取得した。前回は2010年11月14日に取得したので、有効期限は18か月つまり、2012年5月頃には失効していた。それに最近気が付いたのだが、2012年11月まではドタバタしていたため、GAIQの受験は少しの間見送っていた。
90分の英語の試験で、途中一時停止もできて、120時間内に回答すればよいのだが、一時停止を繰り返して集中力がなくなるのも辛いので、今回も検索のために2-3回ポーズボタンを押した以外は、ほぼそのままの時間でやりぬいた。
まあこういった試験は受かったから十分なコンサルティングができる能力があるということではなく、最低ラインはクリアできてます的な見方をするのがよい。著名なアナリストでもない場合に、これを取得していれば、ある一定以上の知識はあるという前提で対峙できるだろう。
サイトカタリストなどの自由度の高いツールでは、事前の準備というかタグのカスタマイズの設計がきちんとできていないと、標準では実はGoogle アナリティクスなんかよりも劣っているなんてことがしばしばある。
一方Google アナリティクスは、例えば目標設定なんかはタグをカスタマイズする必要はなく、管理画面で設定すればよいし、訪問ベースのセグメントはその場で自由にカスタマイズして作り、リアルタイムにレポートに反映できるので、あまり事前の精密な設計をしていなくても、かなり高度な集計ができる。
それでもGoogle アナリティクス特有のタグのカスタマイズ、データの収集方法、集計仕様などは、ツール固有で理解しておく必要のある項目も多い。GAIQは特にそんな内容に関する問題が多いのが特徴だ。
そして最近レポートに加わった様々な高度な機能とかは、問題には殆ど出てこないし、どう活用して売上を2倍にしましょうみたいな問題もない。そんな応用はデータの収集方法、集計仕様、各種カスタマイズといった原則というか基礎がわかっていなければ何の意味もないし、価値も生み出さないということをGoogleはわかっているからだろう。
GAIQはそういうツールの本質部分を中心に確認するためのテストということだ。アクセス解析のコンサルでも大事なのは実はそういう基礎の部分。何ができるできないをわかっていることが最も大事ということだ。
特に普通のユーザーの場合だと、Googleアナリティクスの特殊性を知らずに、知ったかぶりして、様々な指標について語る人も多いだろうが、大抵の場合、正しく理解していないものだ。そのあたりを正しく理解して、正しく活用するためには、エンドユーザーでもGAIQを取得しておくと、間違いなくプラスになるだろう。
試験内容だが、下記のような基本をしっかり理解すれば問題はそれほど難しくはない。
・アカウント、プロパティ、プロファイルとは、それぞれの各種設定内容
・データを収集するためのトラッキングコードの基本的なカスタマイズ
・ディメンションと指標の違い、基本指標の定義、その利用方法
・AdWordsとのリンクやキャンペーン・トラッキングの方法
情報源や学習先としては、下記などをどうぞ。
公式サイトのアナリティクスIQ
GAフォーラムのGAIQ対策
Web担当者フォーラムのGoogleアナリティクス入門講座
Google アナリティクスのeラーニング
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