2009/09/08

アクセス解析(ウェブサイト)のKPI指標「ランディング・ページのスティッキネス」

Eric T. PetersonのThe Big Book of Key Performance Indicatorsから。

ランディング・ページのスティッキネス(Landing Page “Stickiness”)
マーケティングKPIで最も重要なものの一つはスティッキネスで、これはランディング・ページが人をサイトに居続けようとさせる傾向のこと。

定義(Definition)
サイトのどのページでも:
1-(入口ページだけを見た÷入口ページとなった回数=ページ・スティッキネス

このKPIを計算するには、入口ページレポートと1ページ閲覧の二つが追跡できるようになっていなければいけない。またトップページは特別な一つのケースで、ランディング・ページとして最もポピュラーであることも覚えておこう。

直帰率はスティッキネスの逆である。1に近くなればなるほど、そのページはスティッキネスが強くよいことだ。多くの人はこの指標を%で表すことを好む。平均的な訪問者が少なくとも2ページ以上見る%と考えられる。

説明(Presentation)
どの位置にいるかにもよるが、大なり小なりスティッキネスを使って追跡したいページを持っているだろう。より多くの戦略的な資源はこのレベルには必要ないが、戦術的な資源としてこのKPIを監視するべきだ。キャンペーン別の注文コンバージョン率を参照して、誰がこのKPIを見るにせよ、トップページのスティッキネスを皆に説明しよう。またこのKPIは1訪問当たりのページビュー数や1訪問当たりの高・中・低クリック割合などと共に説明し、問題のページが残りの際とに対して与えている影響がどれくらいあるのか素早くわかるようにするのがよい。

期待値(Expectation)
理想的には、サイトに人が来るようにお金を使っているなら、ランディング・ページを単に見て帰ってしまうように高率の訪問者を駆り立てるに十分な提案をしているだろう。いくらかの人は、あなたの提案を見て、後で見に戻ってくるかもしれない。追跡に多くのトリックが必要だが、キャンペーン分析ツールを使うことで可能だ。しかし過半数は最初の訪問中に探索を続けるか、全く来ないかだろう。

行動(Action)
マーケティング・キャンペーンでは特に、ランディング・ページの問題を分析するための仕事は、web Analyticsの最も価値ある利用方法のひとつだ。新しいキャンペーンを開始する時、主要なランディング・ページのスティッキネスによく注意を払い、成果が悪くないか監視しよう。ランディング・ページでは古典的なA/Bテストを行い、多くの異なったランディング・ページでこのKPIをテストし、各ページへ訪問者が遷移するコンバージョン率をセグメント化しよう。

ほかよりスティッキーでないページを見つけたら、ランディング・ページがキャンペーンのメッセージとどう関連しているのか、どうすれば行動を起すようにデザインされたランディング・ページになり、成果が上がるかを注意深く考えよう。CPAベースでトラフィックを購入しているのでないなら、留まってくれないランディング・ページはマーケティング・コストを上昇させ、ブランドを潜在的に蝕んでいくだろう。

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