2009/07/20

アクセス解析(ウェブサイト)のKPI指標「カート完了率」

Eric T. PetersonのThe Big Book of Key Performance Indicatorsから。
カート完了率(Cart Complete Rate)
カート完了率は、注文コンバージョン率に追加の洞察を加え、ショッピング・カートの機能における問題を浮き彫りにすることに役立つ。

定義(Definition)
カート投入率に似ており:
注文回数÷ショッピング・カートにアクセスしたセッション数=カート完了率

繰り返すが、この指標の計算で訪問者数をベースにしてもよいが、ページビュー数をベースにしてはいけない。

説明(Presentation)
カート投入率を参照のこと。

期待値(Expectation)
カート完了率が低く、カート投入率が高いなら、よくある問題としてはチェックアウト・プロセスにおいて、ユーザー経験の問題があるということ(チェックアウト開始率とチェックアウト完了率を参照のこと)。しかしチェックアウト・プロセスへの移行率が高いのであれば、単にユーザーがチェックアウト・ボタンを見つけるのができないという問題だろう。

行動(Action)
ショッピング・カートの重要性のため、カート完了率に変化があったら、すぐに調査をすべきだ。もしカート完了率が改善しているなら、その理由を説明できるようにすべきだし、悪化していると売上げは生まれない。ボタンやリンクの位置や視認性に特別な関心を払い、ユーザーをチェックアウト・プロセスに誘導しよう。ちょっとした改修で、時々ブラウザの画面で見えない下の位置にボタンを移動し、小さなブラウザ画面から隠してしまうが、ユーザーはカートから離れてしまう

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