2009/05/19

アクセス解析(ウェブサイト)のKPI指標「新規と再訪問による購入者コンバージョン率」

Eric T. PetersonのThe Big Book of Key Performance Indicatorsから。
新規と再訪問による購入者コンバージョン率(New and Returning Visitor Conversion Rate)
新規と再訪問者にセグメントしたコンバージョン率は、どれだけの量の提案が必要なのかを理解するのに役立つ。

定義(Definition)
購入者コンバージョン率と似ているが、どのように最初のコンバージョンを得るかに焦点を当てている:
新規訪問者によるコンバージョン数÷総訪問者数=新規訪問者コンバージョン率
再訪問者によるコンバージョン数÷総訪問者数=再訪問者コンバージョン率

このKPIを計算するため、サイトを既に訪れた人か新規で訪れた人かを識別してセグメントできる必要がある。またこのKPIは訪問者が新規であるということをcookieで識別するという強い依存性を持っている。そのため新規訪問者の数を多めに評価してしまうことに注意が必要だ。

説明(Presentation)
注文コンバージョン率と新規および再訪問者のパーセントを参照のこと。

期待値(Expectation)
訪問者にしてもらいたいコンバージョン・イベントによって、訪問者は素早くあるいは遅くコンバージョンする。この本にある全てのKPIと同様に、本質的な変化を見極め、それが生じた時に問題を調査しよう。

行動(Action)

あまり考慮のいらない商品を売っていて、新規訪問者の購入率が低ければ、サイトでの価値提案のメッセージに問題がないか検討しよう。古典的な例としては、よく探さないと誰もただでダウンロードができることに気がつかないかもしれない。このような場合は、A/Bテストを行い、新規訪問者がコンバージョンしやすいようないくつかの方法を試してみることだ。

1 件のコメント:

amiihoo さんのコメント...

直帰率をどう見ればいいのか、ということで
検索をかけて、過去の記事にお邪魔しました。
最近の記事まで拝見しましたが、いろいろ参考になることがいっぱいでした。
また、お邪魔させていただきます。
ありがとうございました。