Eric T. PetersonのThe Big Book of Key Performance Indicatorsから。
キャンペーン別クリック率(Average Clicks per Impression by Campaign Type (Click-Through Rate))
クリック率は、マーケティング・キャンペーンの到達をよく示す指標の一つ。
定義(Definition)
グーグルやヤフー、メール・サービス提供者、広告配信サーバーなどの広告パートナーから、この指標に必要なデータの殆んどが提供される:
クリックされた回数÷露出された合計インプレッション数=クリック率(一インプレッション当たりの平均クリック数)
メールや検索マーケティング、バナー広告、RSSフィードなど実施するキャンペーンの種類別にこのKPIを設定しよう。この指標は一般的にキャンペーンのクリック率と言われる。
説明(Presentation)
このKPIによって把握されるキャンペーンの種類を明確にしておくことが混乱しないために重要。異なった種類のキャンペーンを合算しないこと。例えばメールからのクリックは、検索マーケティングによるクリックとは異なり、別々に扱おう。さらにこれは非常に戦術的なKPIで、これらのキャンペーンに直接責任を持つ担当者にこの指標だけをレポートすること。この指標は効果の低いキャンペーンを発見するために、平均からどれだけ差があるかをすぐに分かるKPIだ。
期待値(Expectation)
この指標は殆んどいつも大変小さな数字でキャンペーンの種類によって大きく変動するというのが、嘆かわしいが現実だ。それでも数少ない見込み客が概して広告キャンペーンをクリックするという事実は、このクリック率をどうやって改善するかという大きな機会を与えてくれる。
行動(Action)
クリック率は改善を努力することに全力を尽くしても、結果はなかなかついてこないという指標だ。このKPIを改善するための一般的な戦略は、メッセージか対象を微調整することだ。自分のクリエイティブが他のサイトで有効だということを知っているなら、ユーザーの方に問題があると推測できる。メッセージがどこでも効かないなら、問題はクリエイティブにあるだろう。
ユーザーに問題がある場合、平均の要素を全て並べて、キャンペーンの位置が正しいか確認しよう。位置が正しくてもクリック率が依然低いなら、そのサイトでのキャンペーンはやめよう。メッセージに問題があるなら、別のバージョンを試すことを考え、クリック率が上がるまで画像や言葉を微調整しよう。
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