12月21日に旅行業界のメタ検索サイトであるKayak.comとSidestep.comという二つの大きなサイトが合併すると発表があった。Kayak.comは若いサイトだが、この1年はSidestep.comを超える利用者を擁している。
この二つのサイトの参照元には違いがあり、Kayak.comの方は旅行サイトからの流入が43%を占め、一方Sidestep.comは旅行ポータルからの流入が主流である。
この旅行メタ検索サイトは、旅行代理店(Online Travel Agencies)や旅行サービス提供元(Travel Suppliers)に見込み客を誘導してあげることで成り立っている。11月時点では、旅行代理店への誘導はKayak.comの方が圧倒している。
旅行サービス提供元の内訳を見ると、どちらも航空会社が過半数を占めるが、Sidestep.comはホテルやレンタカーサービスなどへのトラフィックもそれなりにあるという特徴を持っている。
二つのサイトのユーザの重複を見ると、どちら側から見ても2割未満と低いので、うまく統合できれば合併によるユーザのロスは少ないと思われるが、さてどういう結果になるのだろうか。それぞれのサイトの特徴把握をして、重複分析をして締めくくるという、二つのサイトを比較する時の典型的な分析パターンとも言える。
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